現在協議中につき、募集を一時中止しています。再開する場合は、またお知らせします。
事業概要
足助の伝統的な町並みの中にある「一隅舎」をゲストハウス的に整備し、運営・活用する。(具体的な内容は、事業内容の項目に記載。)
その事業を主体的に実施する事業者(個人・団体)を募集します。
「一隅舎」について
江戸時代から続く足助の町並みのほぼ中央にある本町に、地蔵小路と呼ばれる小道があります。その小道の名前の由来なった地蔵堂の裏手に位置し、2階部分が小道へ張り出している特徴的な建物が、一隅舎です。
もともとは、地蔵堂に付属した庫裏(くり)として建てられ、幾度か用途が変わり、最近では物置としてほとんど使われなくなっていました。老朽化も重なり、一時期は建物の取り壊しが検討されましたが、地蔵小路の、ひいては町並みの景観を特徴付ける建物あることなどから、平成27年に修理工事が行われ、保存されました。そして現在は、まちづくり市民団体「地域人文化学研究所(以下「研究所」と記します。)」が建物等の管理や活用を行っています。
建物の正式な名称は特になく、もともと地蔵堂に付属する庫裏であったため「地蔵堂庫裏」と呼ぶことが多いですが、この場所から起こしたコトが、町並み全体へ良い影響が広がるように願い、改めて「一隅舎」という名称がつけられています。
事業に至る経緯等
一隅舎の管理活用を実施している研究所は、平成24年から一隅舎に隣接する旧料亭「寿ゞ家」の建物の再生活用を手掛けてきました。そして、一隅舎に付属する場所に休憩所を兼ねた庭を整備・開放するなど、寿ゞ家と一隅舎を一体とした活用にも努めてきました。
一方、足助の町並みには、まだ多くの空き家があり、現在使われている伝統的な建物も、今後の保存など多くの課題があります。寿ゞ家・一隅舎・地蔵小路と、点から線へとつながる作業の中で、それらの課題を解決する一つの案として、寿ゞ家を各種の催事施設に、一隅舎をゲストハウス的な施設としてさらに活用し、地蔵小路に人が集まるように仕掛け、周辺を含めた新たな活用の形を研究所で企画しています。
ただし、寿ゞ家の整備もいまだ中途であるため、研究所単体でさらに他の事業を展開するまでには至りません。そこで、一隅舎については整備・運営を委託事業とし、この試みに賛同し、古い町並みに新たな価値を創ることに挑戦する方を募ることにしました。
事業内容
・一隅舎の整備:ゲストハウス的に活用するために必要な設備等を整備します。水回り(台所・トイレ等)整備・内装改修・その他必要な修繕を想定しています。
・ゲストハウス的に運用(喫茶、簡易宿泊等):基本的には事業をする方のアイデアと責任で運用していただきます。足助の町並みへの来訪者が気軽に立ち寄れるように、日常的に営業していただきます。
・一隅舎の建物や付属する施設(庭等)の管理をしていただきます。
実施条件等
・ゲストハウスの整備等については、原則として研究所の計画に沿ったものとし、委託者の研究所と受託者の事業者双方で協議の上で行います。
・契約期間は、契約日から6年間とします。ただし、建物の整備は、契約後1年以内に実施し、2年目からは運用を開始してください。
・契約期間の延長は、可能です。ただし、条件や年限等は研究所と事業者の協議によって決定します。
・内部改装等に必要な経費は、原則として事業者の負担とします。
・契約期間内(最長6年間)は、一隅舎の使用料は無料とします。ただし、光熱水費等施設の運用に必要な経費は事業者の負担とします。
・公序良俗に反する行為、反社会的勢力の利用等、その他迷惑行為が生じる運営は禁止します。
・その他、整備・運用・管理等において疑義が生じた場合には、随時研究所と事業者の協議の上対応を決定します。
事業者の決定など
①まずは、右記の方法で地域人文化学研究所へお問い合わせください。
②応募いただいた方と現地確認等、面談
③面談のほか、メール等で事業についてお互いの意見交換
④事業挑戦の意思が固まれば、正式に書面で申し込み
⑤地域人文化学研究所理事会での事業者決定
⑥契約締結
⑦事業開始
事業へのお問い合わせは、先着で事業者決定まで、もしくは令和3度末までを区切りとします。
問合せ先
地域人文化学研究所のメールアドレス(catalyst-r@live.jp)または、
HPの問合せフォームへ下記の必要事項を添えてお問い合わせください。
・氏名(団体の場合は、団体名と代表者名)
・所在地、連絡先(代表者または担当者の電話番号等)
・職業(団体の場合は、活動内容)
・生年月日(団体の場合は、設立年月日)
・その他 (現地確認の希望日、その他確認したいことなどがあれば)