寿ゞ家再生プロジェクト第一期工事は、2月27日で一応の区切りとなりました。
そして引き続き、
玄関の間の壁塗りや事務室などの床張り等、
第一期工事に含めることができなかった整備内容を、
次の第二期工事までの、いわば1.5期工事として実施中です。
その一環として、27日には、
地階出入り口の踏み石と
新しくできた中庭に沓脱石を設置しました。
出入り口の外側の踏み石は、
ここの地盤を整えようとして土をならしていた際に出て来た岩。
おそらくは前の建物の基礎か踏み石として使われていたもの。
それを吊り上げて出入り口の高さに合わせて設置しなおしました。
内側の踏み石は、もともと外側の踏み石とした岩の置いてあった石。
四角に整えられてたところに、一つの角だけが三角に欠かされているのが特徴。
その角を見せられるように既設の土間を割って設置。
ここにも下に岩があったので、頭を削って高さをそろえてもらいました。
そして、新たな中庭に面する沓脱石は、
もともと、庭部分に建っていた構造物の屋上に造られた庭にあった岩。
つまり、かつてはこれほどの岩を屋上に置いて庭を作っていたということを示したくて、
砕いて捨てずに、構造物を壊す際に下(現在の中庭)へ落として残して置いたもの。
それを沓脱として使えるように、現在の基礎の高さに合わせて割ってもらいました。
割っていく過程は、流石プロの仕事。
石の節理を読みながら割りたいところを割り、変なところが割れないように、
割れないところは削って、整えてくれました。
今後この石の踏み高さに合わせて庭の地面の高さを設定します。
それぞれの石を置く位置は、石屋さんと相談しながら決めましたが、
動かす作業をしているうちに、すッと落ち着く位置にはまりました。
プロの技なのか、寿ゞ家の力なのか、不思議な感じもしました。
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