とよた世間遺産(1)「寿ゞ家の鈴」

寿ゞ家(すずや)は、かつて足助の名料亭として繁盛した店でした。

地元にはいまなお、このお店の思い出を持っている方も多くいらっしゃいます。

その歴史は、江戸時代後期天保年間にさかのぼるといわれ、当初は旅館として営業していたようです。

屋号も「寿ゞ家」ではなく「鈴屋」であったことが確認されています。

現在の寿ゞ家本館は大正13年の築造ですが、その軒先にはなぜか神社にあるような鉄製の大きな鈴が下げられています。

昔の屋号にちなんだ装飾なのか、いつからあるのかは不明ですが、

単なる鈴ではなく、ここにあるという謎も含めて、

この建物が時代とともに移り変わった寿ゞ家という足助の一つの歴史や物語があるようで、

大変興味深いものです。

(遺産種別:モノ)

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2024年

11月

04日

活動日のお知らせ(11月)

11月の活動日のお知らせです。

寿ゞ家再生プロジェクトは、香嵐渓紅葉まつりの開催期間中はお休みします。

(非公式に何らかの作業を行うかもしれませんが。)

その代わり、

「とよた世間遺産」認定候補の候補物件調査など、

常の活動日の設定ではできない他の活動を行います。(日時不定期)

 

なお、

11月9日(土)には、参州足助寿ゞ家界隈芸術祭の実行委員会による

亀山トリエンナーレ視察が予定されています。

こちらの詳細については、研究所のフェイスブックのイベントページで告知する予定です。

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