とよた世間遺産(1)「寿ゞ家の鈴」

寿ゞ家(すずや)は、かつて足助の名料亭として繁盛した店でした。

地元にはいまなお、このお店の思い出を持っている方も多くいらっしゃいます。

その歴史は、江戸時代後期天保年間にさかのぼるといわれ、当初は旅館として営業していたようです。

屋号も「寿ゞ家」ではなく「鈴屋」であったことが確認されています。

現在の寿ゞ家本館は大正13年の築造ですが、その軒先にはなぜか神社にあるような鉄製の大きな鈴が下げられています。

昔の屋号にちなんだ装飾なのか、いつからあるのかは不明ですが、

単なる鈴ではなく、ここにあるという謎も含めて、

この建物が時代とともに移り変わった寿ゞ家という足助の一つの歴史や物語があるようで、

大変興味深いものです。

(遺産種別:モノ)

新着情報

Facebook

Facebook(代表理事)

研究所標章

とよた世間遺産標章

2024年

11月

23日

12月の活動日のお知らせ

12月の活動日のお知らせです。


11月はお休みしていた寿ゞ家再生プロジェクトの作業をします。


日時:12月14日(土)午前10時から午後3時まで

   12月21日(土)午前10時から午後4時まで

場所:寿ゞ家周辺(豊田市足助町本町15)、百年庭園

内容:雨天でなければ、百年庭園の発掘作業

その他:14日の午後4時からは、寿ゞ家界隈芸術祭の実行委員会・夜咄を寿ゞ家内で行います。参加大歓迎です。

21日にはもしかしたら寿ゞ家で宴を催しているかもしれません。

0 コメント