10月の活動は寿ゞ家再生プロジェクトで寿ゞ家の南庭の整備。
とにもかくにも発掘を進め、元あった庭の池の跡を全部検出しました。
池の底面を形作っていたたたきまで掘り進めると、地上に顔を出していた石橋の下に
大人一人がすっぽる入るくらいの深さになりました。
出土品は灯明皿とビー玉でした。
そして、元あった塀に替えて新たな塀をつくるための基礎も設置です。
こちらは現状合わせで水平を出さなければなりませんので、専門の業者さんに施行してもらいました。
池の底面を検出した深さからは岩がまたごろごろと出てきました。
この岩の処理も必要です。
たいていの岩はなんとか動かしているのですが、
重くて動かせない岩(しかも使えない岩)の処理に困っていた時、
ある打ち合わせをしながら「岩が動かせないなら割ってしまえば・・・」ということに気づき、
一部で実行してみました。
建物側からの排水を素直にするためには、この池の南側すなわち谷側を壊し、
雨水等流れる傾斜をつけつつ庭として整えなければなりません。
最初に庭の設計をした時からはずいぶんと状況が変わりましたが、
それでも新たな庭の形が見えてきました。
あと少しですが、まだいくつかの岩を動かさなければなりません。
作業に参加していただける方、募集中です。
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